会社勤めに向いてないことが改めて露呈した某社への出向だったけど、客先との接し方や開発チームの回し方について考えるいい機会になったり、若手エンジニアの今時のツール利用方法や立ち位置も見えたりして、儲からなかったのは痛いけどまあ結果オーライw で、出向が終わりに近づいていたときに平行して制作を受託していたWebページ(内職とも言うw)が来週後半に公開される。受託した内容はトップのページを改版するだけなんだけど、ちょっとばかり凝ってSPA風にしてCMSを一切通さない静的ページのみの構成にしておいた。それには訳があって、ベースのCMSがよくあるLAMP環境のもので、しかもチューニングをまったくしてないし、さらに、20万件超えの検索システムを載せたりしていて、ちょっとツツくと落ちる。しかもオープン早々にプレスリリース巻くよ。とか、大手新聞に記事が晒される予定があったりで、速攻Yahoo砲が飛んでくる気配。色々アドバイスもしたんだけど、なんせエンジニア不在なのでスルーされるし、予算が皆無なのでこちらも手が出せず。ってことで、極力軽くしてあげたんだけど、どうにも理解できないようでw でもトップページだけの負荷軽減じゃあ所詮付け焼き刃程度なので、俺が担当者だったら今から寒気が止まんないw とは言え最悪のシナリオが実現しちゃったら、なんとかできないかと泣きつかれる可能性だデカイ。 前回「思いついた」って言ってたのはこの話で、高耐用性のコンテンツ管理システム(HA-CMS)を作ってみることにした。 先週まではぼちぼち周辺から作ってたんだけど、就活で出てきた娘との会話がヒントになって、従来のCMSと一線を画すコンセプトが出てきた。就活で上の空な娘に、CMSの説明をしてたんだけど、どうにもうまく伝わらない。モダンでクールなサイトはブログベースのCMSじゃなく、プログラミングスキルに長けたWebデザイナーが作ってるんだよね。で、そういうものを誰でも作れるCMSにしたいんだ。って話から、LAMPベースのCMSって基本ブログ用じゃない?Webデザインを突っ込んで必要箇所のデータを入れ替えられればいんじゃない?って話になり。そこから一週間で一気に開発。Express + Jade + NodeJS + MongoDB + Redis と、新しいミドルウェアやフレームワークを駆使して、かなり軽量のアプリケーションサーバに仕上がった。 負荷テストをみる限り、CPU以外にサーバに負荷はほとんどかかってなくて、LAMP系CMSの20〜50倍ぐらいのページは余裕で送出できる。ついでにやCSRF対策も盛り込み、最後に Nginxで巻いて HTTP/2 に対応させた。 ということで、折角だし名前つけた「ハヤブサ」。早速、自社サイトを入れ替えてみたので、来週末にでもログを見比べて、性能評価しようかと。よかったら覗いてください。
写真は、特に関係なしw おっと、証明書がChromeとAndroidでエラーになる。買い直さなきゃなw